かいご通信 2022年1月下旬号

『コロナ禍で生まれた新トレンド<0.7食>』


~おやつ以上、食事未満~

新型コロナウイルスの感染拡大は私たちの食にも大

きな変化をもたらしました。ステイホームが続き、「テ

イクアウト」や「フードデリバリー」がスタンダードにな

り、次にトレンドの兆しが見えるのが「0.7食」です。

■1日3食から、0.3減らす?

会社員の場合、朝食を摂って仕事に行き、お昼は同僚と

ランチ、仕事終わりに外食または自宅で夕食を、といっ

た1日3食のライフスタイルが確立されていました。

しかし、コロナによって在宅勤務が広がり、出勤に伴う活

動量が減ったことで、以前に比べて空腹をさほど感じなく

なったという人は少なくありません。

食と食の境目がなくなり、1回の食事も小腹を満たす程度で

終わらせるという人が増え、コンビニのレジ前ホットスナック

等がとりわけ好調といいます。そんな需要の高まりを見せる

軽食ジャンルを「0.7食」と名付けたというわけです。

■「おやつ以上食事未満の0.7食として人気のある食べ物とは?

1位:フルーツ大福

2位:マリトッツォ 

3位:フルーツサンド 

4位:台湾カステラ

5位:焼き小籠包

コロナウイルスは姿かたちを変えて収束のめどが立

たず経済状況は厳しい状況のなかで、外食産業にとって「コロナは商機」。

一方で、訪問介護サービスはコロナ禍でもサービス

提供を必要とされます。

今の社会情勢において明暗がはっきり分かれる昨今、

介護業界は左右されないない希少分野といえそうです。

かいご通信 2021年12月下旬/1月上旬号

『自宅でもできる認知症ケアの実践方法』


「回想法」

認知症を完治させる薬や療法は現在のところ、存在しませんが、

進行を遅らせ、情緒を安定させるためのメソッドとして

「回想法」があります。

話し手と聞き手のコミュニケーションで成り立つ心理療法。

昔の楽しかった思い出や経験を振り返ってもらうことで

精神の安定を図ります。

ご自宅でもできますのでご紹介します。

認知症になると直近の記憶から失われていきますが、過去の記憶は

比較的しっかりと残ります。

懐かしいテーマをもとにして話をすることで遠い過去の記憶を呼び

覚まし、頭の中で昔と今をつなぐのです。

楽しい話に花を咲かせることで、気分も活性化し生きることへの

意欲へも繋ぎます。

重要なのは聞き方

その人が歩んできた人生を肯定し尊重することで、話をする高齢者も

自信に満ち、先述の効果が得られます。

共感的に受容的な姿勢で耳を傾ける事が大切です。

自宅では、ご本人に即したテーマで、昔懐かしい写真や道具などを使った

り、現物がなければスマホやタブレットの画面でも十分です。

リハビリと考えるとどうしても堅苦しくなりがちですが、楽しい団らんとして

ゲーム感覚で取り組めば、無理なく定期的に続けることが可能です。

また、かしこまって「回想法を」とせずとも、日常の何気ない

会話のなかで、ご家族が少し意識するだけで認知症の進行抑制につながり、

ご本人のの生きる意欲にもつながってくるのではと思います。

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