かいご通信 2022年7月上旬号
『護職員の給料、2022年2月から引き上げ決定』
😲介護職は低収入なんて、もう言わせない!?
政府は2021年11月、過去最大規模となる55.7兆円の経済対策を
閣議決定しました。
介護職等の賃上げは2022年2月から9月までは主に「介護職員処
遇改善支援補助金」でまかなわれ、さらに2022年10月以降は「介護
職員等ベースアップ等支援加算」という臨時の介護報酬改定を
行い、賃上げの効果を維持していく予定です。
これらの賃金アップの背景にあるのは、岸田首相が掲げる「分配戦略」です。
😲分配戦略のフロー
経済の支え手を増やすため
少子高齢化が進む日本で経済の支え手を増やしていくには、女性や高齢者の就労を今以上に増やしていくことが必要です。そのためには子どもや家族を安心して任せられる保育や介護サービスの充実が求められてきます。
給料を上げることで、保育士や介護職員不足の改善も期待されます。
住みやすい地域づくりのため
安心して地域で暮らしていくためには、社会保障の充実が重要です。
高齢になっても安心して暮らしていくためには、介護サービスを行う介護職員は不可欠な存在です。介護サービスを担う介護職員の定着・確保のため、介護職員の処遇改善は重要とされています。
😲高齢化が進み、介護人材不足が待ったなし
の課題となるなか、介護職員の処遇改善は
つねに話題になっています。
介護職員は介護サービスの充実を担う存在として、ますます重要な存在となっています。
介護サービスの充実が、社会全体の働き手の確保や暮らしやすさにもつながるからです。
岸田首相は、介護職員や保育士、看護師の収入を決めるベースとなる「公的価格」のあり方を見直すと公言し、「公的価格評価検討委員会」が設置され、今後も介護職員の給料が適正なものになるよう調整は進められていく予定です。
介護業界で働く方にとっては、持続的な
給料アップが期待できるといえるでしょう。