かいご通信 2022年8月上旬号

『訪問介護の基本的なルール』

😲そもそもヘルパーとは?

ヘルパーの正式名称は「訪問介護員」といい、国が定めた「介護

職員初任者研修課程」を修了した人が、介護保険法にもとづく訪問

介護を提供する専門職です。

 ※以前は、「ホームヘルパー2級(訪問介護員養成研修2級)」という資格でしたが、新たに同資格に

   相当する「介護職員初任者研修課程」が導入されました。

訪問介護員は在宅で生活している方々のお宅に訪問し、介護や生活援助等の訪問介護サービスを提供しています。訪問介護サービスの主な内容は、身体介護(食事、入浴、排せつなどの介助)や生活援助(食事の調理、買い物、掃除など)です。

かいご通信 2022年7月上旬号

『護職員の給料、2022年2月から引き上げ決定』

😲介護職は低収入なんて、もう言わせない!?

政府は2021年11月、過去最大規模となる55.7兆円の経済対策を

閣議決定しました。

介護職等の賃上げは2022年2月から9月までは主に「介護職員処

遇改善支援補助金」でまかなわれ、さらに2022年10月以降は「介護

職員等ベースアップ等支援加算」という臨時の介護報酬改定を

行い、賃上げの効果を維持していく予定です。

これらの賃金アップの背景にあるのは、岸田首相が掲げる「分配戦略」です。

😲分配戦略のフロー

経済の支え手を増やすため

少子高齢化が進む日本で経済の支え手を増やしていくには、女性や高齢者の就労を今以上に増やしていくことが必要です。そのためには子どもや家族を安心して任せられる保育や介護サービスの充実が求められてきます。

給料を上げることで、保育士や介護職員不足の改善も期待されます。

住みやすい地域づくりのため

安心して地域で暮らしていくためには、社会保障の充実が重要です。

高齢になっても安心して暮らしていくためには、介護サービスを行う介護職員は不可欠な存在です。介護サービスを担う介護職員の定着・確保のため、介護職員の処遇改善は重要とされています。

😲高齢化が進み、介護人材不足が待ったなし

  の課題となるなか、介護職員の処遇改善は

  つねに話題になっています。

介護職員は介護サービスの充実を担う存在として、ますます重要な存在となっています。

介護サービスの充実が、社会全体の働き手の確保や暮らしやすさにもつながるからです。

岸田首相は、介護職員や保育士、看護師の収入を決めるベースとなる「公的価格」のあり方を見直すと公言し、「公的価格評価検討委員会」が設置され、今後も介護職員の給料が適正なものになるよう調整は進められていく予定です。

介護業界で働く方にとっては、持続的な

給料アップが期待できるといえるでしょう。

かいご通信 2022年5月下旬号

『介護職は
「敬語」と「タメ口」どちらの言葉遣いをするべき?!』

年長者に対しては敬語を使うのが一般的ですが、

介護現場では敬語とため口の両方が使われていることが

少なくありません。

たとえば、

“利用者さんとため口で話し家族と過ごしているような

空間を作り、家に居るようなアットホームさを特徴と

してる施設”

反対に、“利用者さんに対して敬語で話すことを統一し、

利用者さんをお客様のように扱うことを特徴とする施設”

また、″そのような決まりをとくに設けず、

利用者と担当スタッフとの関係性などによって、

それぞれため口であったり敬語であったりする施設”

もあります。


介護現場でど言葉遣いの違いで、

メリットやデメリットはある?


利用者さんとの正しいコミュニケーション

※ 利用者さんとのコミュニケーションで大切なことは
  ◇信頼関係を築くこと
  
◇利用者が望んでいるコミュニケーション方法を選ぶ

ということです。
敬語もため口もそれぞれにメリット、デメリットがあります。
利用者さんとの関係性を構築して、どのようなコミュニケーションを

望んでいるか、を考えます。

そして、最も重要なことは利用者さんを思いやる気持ち
それがなければ、丁寧な敬語を使っても素っ気なさが利用者さんや

家族に伝わり、信頼は得にくいでしょう。
思いやりの気持ちがあれば、おのずと丁寧な言葉になり、

行動にもその気持ちは表れるものです。

介護で大切なことは、言葉の前に

利用者さんに対して「思いやる気持ち」を持つこと。

思いやりを持った行動や言葉は、良好な関係を

築く一歩となることを念頭において日々従事です。

かいご通信 2022年4月下旬号

『介護のよろず相談うけたまわります』

●日常生活が大変になってきた

●介護サービスをうけるにはどこに相談すればいいの?

●介護認定の手続きはどうしたらいいの?

●家族の介護について相談したい

●介護保険で利用できるサービスが知りたい

●よくみかけるデイサービスってどんなの? ●そもそもケアマネージャーとヘルパーさんのちがいは

  「ケアマネさんに教えて欲しいことがあるのです  が、、、」

といった感じで、お入り下さい。

予約等は不要です。どうぞお気軽に♪

※上記以外の日時はご予約をお願いします(06-6335-4374)。

かいご通信 2021年12月下旬/1月上旬号

『自宅でもできる認知症ケアの実践方法』


「回想法」

認知症を完治させる薬や療法は現在のところ、存在しませんが、

進行を遅らせ、情緒を安定させるためのメソッドとして

「回想法」があります。

話し手と聞き手のコミュニケーションで成り立つ心理療法。

昔の楽しかった思い出や経験を振り返ってもらうことで

精神の安定を図ります。

ご自宅でもできますのでご紹介します。

認知症になると直近の記憶から失われていきますが、過去の記憶は

比較的しっかりと残ります。

懐かしいテーマをもとにして話をすることで遠い過去の記憶を呼び

覚まし、頭の中で昔と今をつなぐのです。

楽しい話に花を咲かせることで、気分も活性化し生きることへの

意欲へも繋ぎます。

重要なのは聞き方

その人が歩んできた人生を肯定し尊重することで、話をする高齢者も

自信に満ち、先述の効果が得られます。

共感的に受容的な姿勢で耳を傾ける事が大切です。

自宅では、ご本人に即したテーマで、昔懐かしい写真や道具などを使った

り、現物がなければスマホやタブレットの画面でも十分です。

リハビリと考えるとどうしても堅苦しくなりがちですが、楽しい団らんとして

ゲーム感覚で取り組めば、無理なく定期的に続けることが可能です。

また、かしこまって「回想法を」とせずとも、日常の何気ない

会話のなかで、ご家族が少し意識するだけで認知症の進行抑制につながり、

ご本人のの生きる意欲にもつながってくるのではと思います。

かいご通信 2021年12月上旬号

『介護業界を、若者の就職先の選択肢のひとつに』後編

~キッザニアの取り組み~

こども達が様々な職業体験を通して、楽しみながら社会のしくみを

学ぶことができる「キッザニア甲子園」。

介護福祉士の仕事が体験できる「ケアサポートセンター」パビリオンが

2020年7月にオープンしました。

介助リフトや車いすを使う体験により、介護業界のイメージを

変革する新たなチャレンジ。

3歳から15歳のこども達が、介護福祉士としての体験

を通して介護や介助への理解を深めながら、

『将来、なりたい職業』のひとつとして認識してもらえたらと

思います。

キッザニアでは、こども達に体験してほしいポイントを

『高齢者や障がい者の姿勢を知る』

『介助リフトを使って、ベッドから車いすへの移乗介助』

『キッザニアの街に出て車いすによる介助』

の3つに絞っています。

最新の介助リフトを使った移乗介助体験も!

介護業界では、介護ロボットやITなどの導入が急ピッチで進んでいるので、

今後の介護が イメージできワクワク感も体験できるようです。

『介護職はネガティブなイメージで捉えられがちだ』という固定観念があったが、

こども達は非常にポジティブに楽しんでくれているようだ』と関係者談。

かいご通信 2021年11月下旬号

『介護業界を、若者の就職先の選択肢のひとつに』前編

~就職Shopの取り組み~

2000年の介護保険法施行以降、介護従事者の数は

約4倍になりましたが、介護が必要な人の数は、毎年

平均約21万人ずつ増えていて、需要の伸びに供給

がどうしても追い付かないのです(><)。

そこで、更なる人材確保のために、

「若者を介護業界へ導こう!」と就職先の選択肢の

ひとつとして介護業界を紹介する取り組みを、

リクルートが運営する 就職Shop で行っています。

「若者×介護業界」

就職Shopは、登録者の90%が20代で、

就職成功した登録者の4人に3人は

正社員経験のない若者。

キャリアコーディネーターが登録者全員と

面談を行い、幅広い業界・職種での就職

成功を支援してきました。

その過程で、介護業界は「給与が低い」や

「残業が多い」といった代表的な5つの

を、データを用いて解きほぐすことで、

正しい理解を促し就職へとつないでいます。



かいご通信 2021年11月上旬号

『介護の日』 11月11日

   

介護の日ってご存知ですか?

平成20年に厚生労働省が「国民

に介護の啓発を実施するための日」

として毎年11月11日を「介護の日」と

決定しました。

介護に関する知識や理解、認識を

深めてもらいたいという思いから

介護の日のキャッチコピーである

「いい日、いい日、毎日、あったか介護ありがとう」の

「いい日、いい日」にかけた覚え

やすく親しみのある語呂合わせから11月11日になりました。

🔴各地や各施設でが様々なイベントが企画されているよう

  ですが、代表的なものではライトアップです。

🔴豊中市では、

 いきてゆくウィーク2021(旧いきいき長寿フェア)を開催されます。

かいご通信 2021年10月下旬号

『腰痛予防』

介護作業者の業務上疾病の約6割を占めるの

は「腰痛」で、年々増加傾向です。

作業管理、作業環境管理、健康管理と労働衛

生教育を適切に行うようにと厚労省から指針が

出ていて、スタッフと共有して予防に努めてい

ます。もちろん日常生活においても有効なので

腰痛予防対策のほんの一部をご紹介します。

かいご通信 2021年10月上旬号『在宅介護を考えるとき・・・⑤』

在宅介護を始める際に重要な

【5つの準備】についての五つ目、、、

ポイント5.普段から老後について「話し合う」

「在宅介護」は、する側もされる側も「ストレス

・肉体的疲労」が蓄積されていきます。

それゆえ関係が悪くなり、最終的に介護施設を

利用するといパターンも少なくありません。

そのため、事前に「どんな老後を送りたいか」について

話し合うことをオススメします。

そうすることで、事前に準備を始められるだけでなく

「在宅介護」が始まったあとも、心身の負担を減らす

ことができるようになります。

在宅介護のメリット・デメリットも抑えておきましょう!

PAGE TOP